下妻物語

sazzy2005-02-03

遅ればせながら「下妻物語」を観ました。(ツタヤのレンタル、6日まで半額だよ!クーポンはいるよ!)評判が良いのは知ってたけど、正直そんなに期待してなかったんです。CM界の鬼才中島監督とか、モデルの土屋アンナちゃんだとか、勝手なイメージでかるっぽい邦画なんだろな、おもろいにはおもろいんだろうけど…、みたいな。ごめん、ごめんなさい。失礼しました。めちゃくちゃ面白かった。最近観た映画のなかでダントツで面白かった。

まず、キャスティングが凄いですね!主役のふたりはもちろん、宮迫さん、篠原涼子さん、荒川良々さん、その他大勢どんなに細かい役どころの役者さんも濃い印象が残っちゃう感じ。画面に映る全てのひとがハマり役!小池栄子さんとか生瀬勝久さんなんて思い出し笑いしちゃうぐらい。ぼーっと観てると気づかないような出演者もたくさんいらっしゃいました。(キム兄さんとか。)色使いとテンポが凄いポップだし、ギャグも声に出して笑えるし、音楽も良かった気がする。エンディングの「タイムマシーンにお願い」が、胸キュンでした。あれって誰がカバーしてたんだろ?

土屋アンナさんがブルーリボン賞の新人賞を総ナメにしてるんですね。知らなかったー。すっかり女優さんなんだ。もう赤ちゃんって産まれてるんだっけ。かっちょいいママだなぁ。彼女がもうひとつ新人賞を獲ってる「茶の味」も観たくなりました。深田恭子ちゃんはほんと揺るぎない、というか味のある女優さんですね。存在感がすごい。以前からロリータ系、ゴスロリ系の女の子にうっすら感じる気持ちがあって。ファッション的には「うわー」と思ってひいちゃったりするんだけど、ああいう子ってこの映画で言ってるみたいに、あんまり群れない雰囲気ってのが確かにある。地元でああいうタイプを見かけると、大抵ひとりでいることが多いんですよね。あのファッションで信号待ちしてる女の子の様子をちょっとかっこいいな、と思ったことがあったんです。それをずばり、立ち姿で表現できちゃう深田さん。骨太なせい(ごめん)ってだけではきっとないと思った。