キングコンノイエイイエイ!
「シャイニング 愛しき貴方」にどっぷりハマっちゃった。繰り返し繰り返し聴いてます。歌詞の世界を完全に無視して、こんな世界が浮かんできます。主人公は写真集発売が楽しみのあのひとです。(携帯からなので読みにくかったらごめんなさい)
『ラストダンスはキングコンノに。』
今日は学校主催のパーティーの日。女の子の方から好きな男の子を誘うのが恒例のダンスパーティー。いつもの体育館がダンステリアに様変わり。
結局、当日が来てしまっても大好きな彼を誘うことが出来なかった紺野さん。パーティーが始まった今もひとり壁に寄りかかって、早起きして命懸けで伸ばした毛先をいじっています。
今日のために友達のまいちゃんが張り切ってメイクしてくれました。ドレスはみうなちゃんに借りたし、靴はあさみちゃんに借りました。いつもと違う彼女の様子に振り返る男の子たち。それでも彼女の目には彼の姿しか映りません。モテモテの彼なのに誰かを探してる様子で、まだ誰とも踊っていないみたい。
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とうとう最後の曲が終わってしまいました。ああ、結局、声かけられなかったな。深いため息をひとつついて会場を出ようとする紺野さん。その時、クラスメイトの美貴がいつものいたずらな笑顔で近寄ってきて、彼女の耳もとでそっと囁きました。
「ね、チャンスあげる。次の曲が終わるまでに、声かけなよ。」
口をパクパクさせて驚く紺野さんにニッと微笑みかける美貴。指をパチンと鳴らして始まるドゥアップのコーラス。スポットライトに浮かび上がった美貴たちが歌うスローでメロウなラブソング。
(SHINE 恋は 時に)
さあ勇気を出して。
(心 寂しくさせるわ いくつだっても)
この曲が終わるまでに。
ほら勇気を出して。
(DREAM あなたのすごいとこは)
(転んでもそこがチャンスだというところよ)
深呼吸してゆっくりと顔を上げる紺野さん。そしてゆっくり、しっかりと足を踏み出しました。
そしてそして。
(すんごくねぇ 大好きよ 好きよ)
緊張に泣き出しそうだった彼女の顔が今、最高の笑顔に。
Oh, Most in this world you're shining.
(にひ、と笑ってウインクする美貴たち)