振り向けばマルシア

前々回のリボンの騎士の更新で「マルシアさんに恋に落ちたのは2度目」ってことを書きました。今日は初めてマルシアさんに恋に落ちた日のお話をしたいと思います。みなさんがカントリー単独ライブ(おめでとう!)などの愛に溢れた更新をされてるなか、マルシアさんの話をしたいと思います。

あれは遠い遠い昔のことです。私が当時通っていた学校の近くのショッピングセンターでマルシアさんが新曲の発売のイベントを行っていたんです。その日は朝から小雨が降り続いていて、薄暗く肌寒い日でした。外で行われていたそのイベント会場にはお客さんもまばらで傘を差したおじいちゃんが数人いるくらいでした。

マルシアさんの新曲のタイトルが「陽だまり」だったので、意地の悪い私は「おもろいなー雨なのに陽だまりってねー」なんて思いながらバスが来るまでの時間、ひとりぼんやり眺めていました。看板に大きく「陽だまり 発売キャンペーン」とかなんとか書いてあったんですが、そのフォントというか字体がねペンキが垂れちゃって、おどろおどろしい字体になってしまっていてこういう感じだったんです。

この看板の下、雨の中でひとり歌うマルシアさん。そんな面白いくらい悲しい状況の中、不倫の歌を歌うマルシアさん。( 冒頭の歌詞が『見てはいけない日曜日のあなた〜』だよ )

でも、マルシアさんの目を見た時、歌声を聴いたときにね私はがつんと胸を打たれました。そんな状況のなか、とても熱い目をしていて真剣に歌を、悲しい恋を歌っていたの。歌に対する情熱みたいなもの?そういうの感じちゃったの。何かががつんときちゃった。ちょっと泣きそうにすらなったの覚えてるよ。

で、気がづけば私はおじいちゃん数人の後ろに並んで、CDを買ってマルシアさんと握手してました。

リボンの騎士でみたマルシアさんがあの頃と変わらない目をしていたので、そのことをふと思い出したってわけなんです。( わぁ。なんだかきれいにまとめちゃった。)